おしゃれコードレッスン(仮)

気になった音楽を紹介していきます。

覚えておきたい一風変わったコード達

前回の記事の続きです。

fujiwaland.hatenablog.com

田中さんと石濱さんの曲には、aug/dimの他にも変わったコードが登場するので紹介していこうと思います。

 

 #Ⅳφ

day by day / 鹿乃

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 ※1:17~1:20

C#m・C#m/B - A#φ

(Ⅵm・Ⅵm/Ⅴ - #Ⅳφ)

「ハローハローハロー」に合わせてベースが下がっています。

Ⅵm→Ⅵm/Ⅴの進行はⅡに進むことが多いですが、今回は#Ⅳφに進んでいます。

 

snowdrop / 春奈るな

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※1:07~1:11

G#φ - GM7 - D/F# - Fdim

(#Ⅳφ - ⅣM7 - Ⅰ/Ⅲ - bⅢdim)

前回の記事で紹介したⅥm→bⅥaug→Ⅰ/Ⅴ→#Ⅳφのクリシェに似ていますね。

強拍でノンダイアトニックコードを使うと不安定感が増すのですが、あえて使われています。

 

#Ⅳφは便利な和音で、Ⅳ→Ⅴの間に挟んだりと他にもいろいろ使い方があり、この2つ以外の曲にもたくさん出てきます。

 

Ⅳm

Beyond the Bottom / Wake Up, Girls!

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※1:26~1:35

F - F - Bbm/F - F

(Ⅰ - Ⅰ - Ⅳm/Ⅰ - Ⅰ)

Bbm/F - F - Bbm/F - F・C/E

(Ⅳm/Ⅰ - Ⅰ - Ⅳm/Ⅰ - Ⅰ・Ⅴ/Ⅶ)

ベースがF(Ⅰ)で固定されていますが、Ⅰ→Ⅳmという進行です。この進行は壮大な感じがしますね。MVにピッタリ。

 

Hoppin' Season♪ / あんさんぶるスターズ!

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※1:38~1:43

Am7 - D7 - Cm/G - G

(Ⅱm7 - Ⅴ7 - Ⅳm/Ⅰ - Ⅰ)

おそらくⅡm→Ⅴ→Ⅰsus4→Ⅰの変形でしょうか。Ⅳm→Ⅰだと「ラ#→ソ」と「ファ→ミ」の2つの半音の動きが同時に生じますね。

このⅡm→Ⅴ→Ⅳm→Ⅰという進行、田中さんの曲でたまーに出てきます。Angel Snowとか。

 

Ⅳmは比較的よく見かける和音ですね。こちらも他にいろいろ使い方があります。

 

Ⅲφ

ハッピィクレッシェンド / アイカツ!

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※1:05~1:12

A - B - G#φ - C#7

(Ⅳ - Ⅴ - Ⅲφ - Ⅵ7)

王道進行(Ⅳ→Ⅴ→Ⅲm→Ⅵm)の中に組み込まれています。

 

Lovely Party Collection / アイカツ!

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※0:57~1:01

Ab - Bb - - C7

(Ⅳ - Ⅴ - Ⅲφ - Ⅵ7)

こちらもまったく同じ使い方です。

Ⅲφの後は必ずⅥに進むのが特徴ですね。

 

この和音は田中さん・石濱さん以外で使ってる方をほとんど見かけないです。

 

Ⅵ7b9

Let's アイカツ! / アイカツ!

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※1:17~1:38

E - B/D# - Bm/D - C#7

(Ⅰ - Ⅴ/Ⅶ - Ⅴ/bⅦ - Ⅵ7)

A - B - G#φ - C#7

(Ⅳ - Ⅴ - Ⅲφ - Ⅵ7)

A#φ - D#7 - G#m7 - C#7b9

(#Ⅳφ - Ⅶ7 - Ⅲm7 - Ⅵ7b9)

F#m7 - B7 - Esus4 - E

(Ⅱm7 - Ⅴ7 - Ⅰsus4 - Ⅰ)

この曲かなり凝ってますね...

だいぶ形が変わっていますが、#Ⅳφ→Ⅶ→Ⅲφ→Ⅵも王道進行の変形です。

Ⅲ→Ⅵ→Ⅱの強進行の中にテンションが付与されている、という形ですね。

 

Good morning my dream / アイカツ!

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※0:28~0:38

Gφ - C7b9 - Fm7 - Bbsus・Bb

(Ⅲφ - Ⅵ7b9 - Ⅱm7 - Ⅴsus4・Ⅴ)

こちらもⅢ→Ⅵ→Ⅱの中に組み込まれていますね。

また、メロディーにb9の音(Db)が含まれています。

 

あ た ら   ふ く に

Bb   Bb   C    Db   Db   C     E    G

 

Ⅵ7はちらほらと見かけますが、b9のテンションが付いているケースは珍しいです。

田中さんといえばaugというイメージがありますが、その次くらいにこのコードの印象も強いです。それくらい頻繁に出てきます。

 

 

こちらもまだまだたくさんあるのですが紹介しきれないのでこれくらいで。

今回は田中さん多めですね。

 

では、前回と今回の総まとめとして、こちらの曲を見てみましょう。

花ハ踊レヤいろはにほ / ハナヤマタ

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※0:51~1:17

AbM7 - AbmM7 - Gm7 - Gbdim

(ⅣM7 - ⅣmM7 - Ⅲm7 - bⅢdim)

Fm7 - Baug - Cm7 - Bbm7・Ebaug

(Ⅱm7 - bⅥaug - Ⅵm7 - Ⅴm7・Ⅰaug)

- AbmM7 - - C7b9

(#Ⅳφ - ⅣmM7 - Ⅲφ - Ⅵ7b9)

Fm7 - Eb/G - Abm - Bbsus4

(Ⅱm7 - Ⅰ/Ⅲ - Ⅳm - Ⅴsus4)

Bb

(Ⅴ)

脅威の赤字率...

・augの要素を含んだAbmM7

・経過和音として使われているGbdim

ドミナントとして使われているBaug、Ebaug

・強拍で使われているAφ

・王道進行に組み込まれているGφ,C7b9

と、今までに紹介した和音がほとんど出てきます。中でも特に意外性があるのはBaugでしょうか。この位置にaugが来るのは珍しい。

この曲サビ以外もかなり練られているんですよね、いつか解説したいです。

 

前回のaug/dimに合わせ今回紹介した4つの和音(#Ⅳφ,Ⅳm,Ⅲφ,Ⅵ7b9)も駆使してお二人ともオリジナリティ溢れる曲を作られています。これからの活躍にも期待したいですね。